その頃、美優はというと、パーティー会場へと戻ると、父親達と合流していた。









「美優、そろそろ呼びに行こうと思っていたんだよ」

「何ですか?」

「長谷川社長の所に挨拶に行くことになったから、一緒に来なさい」

「…はい…」








美優はそう返事をすると、父親達と一緒に長谷川グループの社長の元へと向かった。



まさかこの後、テラスで一緒になった男性と再会することになるだなんて、美優は全く思っていなかった。