「今帰らないと言うのであれば、そうですね〜…1時間くらい残業をしてもらいましょうか?」 「!!」 「さぁ、どうします?」 「す、すみません。お先に失礼します」 「はい。お疲れ様でした」 美優は急いで荷物を纏めると、慌ててフロアから出て行った。 それが田中の思惑だったと、後で気付く美優なのであった。