あ、いた!



こうなったら本人に直接聞いた方が早い。



「ねえ、篠山くん!…あっ」



篠山くんには私の声が聞こえなかったらしく、左に曲がった。



その先にあるのは…男子トイレ。



「しょうがない、待ってよう」