恋日和〜春〜






……下へ降りると、テーブルには唐揚げの山が。いつも私が座っている席には一人前土鍋があった。
「大希くん、たくさん食べてね!」
お母さんはニコニコしながら大希先輩に言った。
「はい、いただきます!」
「あ、音和は唐揚げ食べられそう?」
「ごめんなさい。遠慮しておきます。」
「いいのよ。湯豆腐なら食べられるかな、と思って用意しておいたけど……」
「それなら食べられそう」
お母さんはいつも私のことを気遣ってくれる。