恋日和〜春〜







「椿希さん、こんばんは」
「こんばんは! ゆっくりしていってね〜。明日は授業ないんでしょう? 」
「はい。でも部活があります」
「あれ、音和、図書部だよね? 」
「本命は図書部です。実は、今日からバスケ部のマネージャーをやらせていただくことになったんです」
「そうだったの〜⁉︎ じゃ、明日は13時から練習ね」
「はいっ」

外で長々と話を進める椿希姉に
「椿希姉(つばきねえ)」
と声をかけると
「あ、ごめんごめん。涼の存在忘れてた」