しばらくすると、「おーいっ!」と声がした。
声の方を見ると綺麗な女性が近づいてきた。
この方は一体……
「音和、この人は俺の高校時代から友人の高瀬 千華(たかせ ちか)さん。ちなみにこの高校の日本史の先生。」
「私の部活の先輩でもあるの」
と和ちゃん。
「はじめまして。高瀬です。あなたが花村くんと和が溺愛してる妹ちゃんね。よろしくね。」
「あ、花村 音和です。よろしくお願いします。」
「じゃ、後はよろしく。音和、案内してもらって。」
「はーい。音和ちゃん、行こっか?」
「お願いします。」
悠くんたちと別れると校舎に向かって歩き出した。

