公園改札を出ると、みんなが大きく手を振っているのが見えた。
挨拶を交わすとみんなで歩き出す。
「音和、涼と一緒に来たの?」
と美朝ちゃんが言う。
「え….あ、うん」
「涼、やるじゃーんっ!ジェントル!」
美朝ちゃんは何でかニヤニヤしながらそう言う。
「……美朝黙れ」
「……喧嘩はしないでね?」
私がそう言うと
「しないしない!!!」と美朝ちゃん。
「美朝は涼に勝てないもんなー」
「そう言う時希だって!」
そんな2人をみて、笑みが零れる。
「音和……自然に笑ってる……!」
美朝ちゃんの言葉と同時に涼以外の4人が私を見る。
「え……?」
「みんな、見た?」
「「「「見た」」」」
……今まで私、笑ってなかったっていうこと……?
「……何?」
「音和、いつも無理して笑ってたでしょう?」
「……へ?」
「無自覚ですか音和さん」
「困ったような、悲しそうな笑顔だったんだぜ?」
「あたし達といるの嫌なのかなって思ってたよ〜」
元気でいよう。元気でいたい。そう思っているうちにそんな笑顔になってしまっていたのかもしれない。
「みんな……ごめんなさい。みんなといるの、楽しいよ。とってもとっても楽しい!」
「音和〜」
そう言って美朝ちゃんが抱きついてきた。
「み、美朝ちゃんっ⁉︎」
「あ、美朝だけずるい!」
そして冬結ちゃんも。
「音和困ってるだろ〜」
と笑いながら言う時希くんは助けてくれそうにない。
……この時のぬくもりは一生忘れない。そう思った。

