「やー、しっかし校長先生の話長かったねー」





しーたんが、ため息を吐くように言う。





私はというと。





「しーたんしーたん、本当に卒業しちゃうよ〜…」






涙がぼろぼろ止まらない。




「なつきー、何泣いてんのー!卒業しても




私たちは仲良しだし、なつきが会いたいって言ったら





すぐに飛んでくよ?




だから、そんな泣かんといてー。」





しーたんが、私を元気付けようと気を使って





関西弁を使ってくる。




そして、嬉しいこと言ってくれるしー!!




そんなこと言われたら、ますます泣いちゃうよー…。





「しーたん、ありがと。」




私は、しーたんに抱きついた。




しーたんは、背中をよしよしして



「大丈夫だよ。」




って言ってくれた。