千代story

「ちーよちゃん」
「ちーよちゃん」
「おーい」
「おきてー!」
誰かに揺すぶられて私は起きる
起きると玉原夏が目の前にいた
「千代ちゃんも寝るんだ〜!へへ」
私、寝てたんだ…
今まで寝たことなかったのに…
「初めてだよ」
「え?なにが?」
「授業中寝るの」
「あぁーそっちかー!笑
いきなり初めてだよって言うから、
処女だと思ったー!笑」
「なっ…!」
実際私は処女。
恋人もいたことない。
まぁ私が断ってるからだけど。
「え?ほんとに処女なの?笑」
「ち…違いますっ!」
「そんな恥ずかしがることじゃないよ笑
俺だって童貞だもん」
「え、ええええええ!
絶対ありえない!うそだ!
そんなの嘘よ!ええええええ!」
「…びっくりしすぎ笑」
玉原夏が笑って答えた。
「そりゃびっくりするでしょ
私から見たらたらしにしかみえないもん」
「たらしかー。ひどいなぁ汗
こうみえて、俺一途なんだよ?笑」
「それは嘘だね」
「嘘じゃないよ?笑」
時計の針が5時を回る
「あのさ…俺」
「え!もうこんな時間!ごめん!妹迎えに行かなきゃいけないから帰るね!
ばいばい!玉原夏!」
「あ…いっちゃった。」