私とあなたと妹と。

千代story

目がさめると
そこはどこかの倉庫だった。

「千代ちゃん、目、冷めちゃったね」
と河原宗次郎が私の顎を触りながら
言ってきた。

「汚い手で触らないで。」

「おぉ、怖い女だねえ
まぁ、それもそうか
学年トップの頭脳を持つ
運動神経バツグンの秀才だもんねえ」

「そんなことより真奈は⁉︎」

「あぁ、妹ちゃん
妹ちゃんなら俺の家で
ぐーっすり寝てるよ」

妹…⁉︎

もしや…

「なんで私が誘拐犯って呼ばれてるのに
なんで妹ってわかるの?
犯人はあなたなの?」

「おお、見事、
そうだよ、俺が犯人だよ」

「なんでこんなことするの?
私に当たっても
何の意味もないじゃない」

「はぁ?お前がこの俺様を
振るから悪いんじゃないのか?
俺様はなぁ
欲しいと思ったものには
必ず手に入れるんだよ。」

「ふーん。そうなんだ。で?」

「だから、
お前も俺のものにするんだよ」

「嫌だね」

「なんでだよ!
俺様はこんなにかっこいいし、
お金だってあるし、
欲しいものだってすぐに手に入る。
どうだ完璧だろ?」

「どこが。そんなナルシストなやつと
付き合いたい人いるの?笑」

「俺様にはファンクラブがあるからな」

「それじゃあファンクラブの子と
付き合えばいいじゃん」

「俺様はお前が欲しいんだよ」

「なんで?」

「なんでって…えーと…んーと…」

「答えれないんだ。ふーん。
じゃあいい。早く帰らせて。」

「それは無理な話だな」

「なんでよ!ほんとめんどくさいやつ」

私は手の縄が解けたが
隠しておいた。