私とあなたと妹と。

すると、
玉川夏が
「大丈夫?手震えてるよ?」
と聞いてきた。

そうか。
私怖いんだ。

けど、人様を巻き込んで
心配をかけたくない

だから、私は
「大丈夫。ありがとう」
と答えた。

「俺、知ってるよ」
「え?」
「あの子が千代ちゃんの妹ってこと。」
「え…なんで……」
「それは企業機密だけど笑
俺でよかったら千代ちゃん守るよ」
「それは…
ボディーガードということ?」
「そうなるね笑」
玉川夏が笑顔で答えた。
ほんとにこの人は謎だ。

「玉川夏は、それでいいの?」
「いいよ。」
「ありがとう…」
「うん!あ、それと、
フルネームで呼ぶのやめて笑
夏って呼んでね笑」
「うん。わかった。」

守る…か。