「奈々ー!何してるの!早く起きなさい!学校に遅刻するわよ!」 そんな、母親の声で目覚めた私、姫野奈々。どこにでもいる普通の高校生。 「もーう!分かってるよ!」 そう答えた私だが、時間を見ればもう8時20分。学校まで、15分はかかるのに! 「ギャー!遅刻ー!」 急いで、身支度をすませダッシュで階段を駆け下りる。 すると、そこには私の大切な大好きな幼なじみがいた‥