その日の夜…。

「きんた〜会いたいよ」

なんて泣きながら電話をしてくるもんだから
俺は心配でたまらなくなって自転車を走らせた。

…何かあったのかな…

膨らみ続ける心配…。
自転車のペダルはありえない速さで回転している

愛するまこの為…。

「きんた!!」

まこはもう家の前に立って俺を待っていた。

「どーしたんだよ?何があったんだ?」

「ハイ!コレ…☆」

まこは照れ臭さそうに
クッキーを俺の口の中にいれた。

……はっ!?

俺にはわけがわからなかった。