あと少しだけ。

なんで、どうして?いつからこんなになってしまったの…?私のせい?
なら謝るからさ…………。


せめて、ただいま。くらい言ってよ……


そんなこと、君は知らずに。

カチャンッッ

「まずい。」

そう言って寝室へ行ってしまった。

夕飯、全然食べてないじゃん。

「あ…はっ…………はは…」

ヤバイ、そろそろ泣きそう。

でも泣かない。泣いたら余計うざい。






君の姿が見えなくなってから、私は…


「…………ごめん…な、さっ……」


泣いた。
声は最低限まで抑えて。