あと少しだけ。

ピーッピーッピーッピーッ

「……んんっ…」

はっ。

今現在、時刻は1時24分。もちろん夜中。

私はどうやら哲がレンジを使った音で
目覚めた様子。


「あ、ごめん…おかえりなさい。」

「………」

ほら、君は冷たい。

ただいま。大丈夫だよ。

こんな言葉さえくれない。


君の思い人はすでに私じゃないのかな。