髪の毛と同じ真っ黒な瞳が私を捉える。
時間が止まったみたい。固まったみたい
に動かなくなる私の足。
寝ていた時には分からなかった彼の
切れ長の目。
光に包まれる彼はとてもきれいだった。
「あんた...誰?」
形のいい彼の唇から発せられた低い
冷たい声。心地よく耳がしびれる。
「ねえ、きいてんの?」
「あっ、急に起こしてごめんなさい。
私1年3組の赤谷栞。もうすぐ、学校し
まるから起こした方がいいかと思って」
そういうと時計に目を向ける目の前の彼
「ほんとだ....。すぐでる。」
うわっ背たか。神様も不公平だな。
160弱の私は必然的に見上げる体制にな
っしまう。
「あなたは誰?」
私だけ名乗るのは不公平だと思い、
問いかける。
「なんで俺が会って初めての奴に名乗ら
なきゃいけないの?」
一層冷たくなる声。私を突き放そうと
してるのが明らかに分かる。
なにこいつ。カッコイイと少しでも
思った数秒前の自分をなぐりたい。
ただの失礼野郎だ。負けず嫌いの私は
あえて刃向かう。
「あなたが先に名前をきいてきたんだか
ら、私にも聞く権利はある。」
そういうと少しびっくりしたように目を
見開く。
「ふっ...。俺栞と同じクラスだけど?」
「...........はっ?」
えっ、ちょっと待って。もう半年たって
るのに、知らないとか私まじか。
時間が止まったみたい。固まったみたい
に動かなくなる私の足。
寝ていた時には分からなかった彼の
切れ長の目。
光に包まれる彼はとてもきれいだった。
「あんた...誰?」
形のいい彼の唇から発せられた低い
冷たい声。心地よく耳がしびれる。
「ねえ、きいてんの?」
「あっ、急に起こしてごめんなさい。
私1年3組の赤谷栞。もうすぐ、学校し
まるから起こした方がいいかと思って」
そういうと時計に目を向ける目の前の彼
「ほんとだ....。すぐでる。」
うわっ背たか。神様も不公平だな。
160弱の私は必然的に見上げる体制にな
っしまう。
「あなたは誰?」
私だけ名乗るのは不公平だと思い、
問いかける。
「なんで俺が会って初めての奴に名乗ら
なきゃいけないの?」
一層冷たくなる声。私を突き放そうと
してるのが明らかに分かる。
なにこいつ。カッコイイと少しでも
思った数秒前の自分をなぐりたい。
ただの失礼野郎だ。負けず嫌いの私は
あえて刃向かう。
「あなたが先に名前をきいてきたんだか
ら、私にも聞く権利はある。」
そういうと少しびっくりしたように目を
見開く。
「ふっ...。俺栞と同じクラスだけど?」
「...........はっ?」
えっ、ちょっと待って。もう半年たって
るのに、知らないとか私まじか。



