ここから始まる

「これはっ......!」

本当に俺のこと好き?

「弁当、加賀と食べて。」

そういってゆっくり腰を上げる。

子供だってわかってる、でも避けられて

る理由も震える理由もわかんねーよ。

嫌われたのかな。

室内へと続く扉に手を掛ける。

その時だった。






「無理するに決まってるじゃん!!!」




空気を割くように響き渡る栞の声。

そこにはやっぱり困ったように佇む栞の

姿があった。

「はっ....?」

何いってるんだ?

「そ、奏のばか!鈍感!」

まだ呼び慣れていないのか顔を真っ赤に

して俺を罵る。

「好きな人に嫌われたくないんだから

無理するよ!!」

好きな人?今ゆったよな?