最後の方はほとんど声が出ていなかった

と思う。

「栞かわいい。」

そっと耳元で囁かれる甘い言葉。

「や、やだ....」

思わず耳を塞いでしまう。

一条君はとびきりの笑顔を見せると












私のおでこにキスをした。