ここから始まる

だめっ!!

「一条君っ!!」

ん?今とっさに呼んだけど.....

こっちを見てポカーンとする一条君と

その女の子。

ど、どうしよう!!

「い、いやっえっと....」

言うんだ栞!さっきはごめんって!

「あなた誰?」

さっきまで一条君と話していた時の顔と

はまるで正反対の怖い顔をして睨んでく

るその女の子。どうやら他クラスみたい

だ。

い、いつのまに他クラスの女の子とまで

仲良くなったの!?

黒い塊が胸の中にどんどん広がっていく



「い、一条君!」

もう一度愛しい人の名前をよぶ。

当の本人は体は女の子に向けたまま視線

だけこちらに向けている状態だ。

こっち向いてよ。寂しいよ。

「.....?」

何も言わない私を不思議に思ったのか

首を傾げる一条君。

なによ、そりゃ私も悪かったけどさ。

そんなわざわざ他クラスの女の子と仲良

くしなくてもいいじゃんっ。

自分でも何ともワガママだとは思う。

負けず嫌いの自分の性格がとてつもなく

嫌になる。

「一条君のばかぁ〜!!」

「はっ。」

何を言ってるんだ私は。