ここから始まる

「押し倒した時の栞が可愛かったからっ

てあんの変態共め!!」

春香が握っていたオレンジジュースの

紙パックを握りつぶす。

「春香怖い。」

「だって栞が狙われてんのよ!黙ってら

れないでしょ!」

相変わらず元気な春香。

見ているとこっちまで元気になる。

「春香。」

背中から聞こえる少し甘さを含んだ声。

「元!」

そう。春香と元君はなんとつい最近付き

合うようになったのだ。

クリスマスに出かけた時におっ?とおも

っていたが相談相手だった二人がくっつ

くというのは何とも嬉しいもので。