ここから始まる

「自慢みたいかもしれないけど、

今まで俺に媚びない女子っていなかった

から。なんか栞みたいなこ新鮮。」

いつの間にか私の前に立っている彼を

私は精一杯見上げた。

「だからそんな顔しないで。

大丈夫。つまんなくなんかないよ。」

彼の言葉がゆっくりと私を溶かしていく