ここから始まる

「一条君は私なんかといてつまんなく

ない?」

「なんで?」

暗くて一条君の表情はわからないけど

きっと、引いてるだろうな。急にこんな

こというなんて。

「私は昔から笑わないから、つまんない

ってずっと言われてきたの。

だから、一条君も面白半分に絡んでくる

んだろうけど、私といても楽しくない」

一条君の足が止まる。後ろを歩いていた

私の足も必然的に止まった。

怒らせた。きっと不快にさせてしまった



けどこれが私の本音なんだよ。

私とあなたは世界が違う。あなたは

私みたいなのじゃなくて.........

「誰が決めたのそんなこと。」

暗い道に響いたのは初めてあった日のよ

うな冷たい声だった。