ここから始まる

一定のスピードでこちらへ向かってくる

一条君。

なんていわれるのかな?

薫ちゃんに近づくなとか?

それとも一条君に近づくなっていわれる

のかな。

目の前で止まる一条君の足音。

そっと目を開くとそこには冷めた目を

して立っている一条君の姿があった。

体が硬直する。こんな一条君を見るのは

初めてだ。

「失せろ。」

低く発せられたのはたった三文字。