奏side

「クリスマスか....」

窓の外を眺めながらそっとつぶやく。

やたら広い家にただ一人。

両親はしばらく海外にいっている。

俺の家は俗に言う金持ちだ。

世界にまで名前を轟かす大企業一条グル

ープ代表取締役が俺の父親の肩書き。

そしてその取引先かつ幼馴染だったのが

薫と元だ。