ここから始まる

「ほんま栞ちゃんかわええな。」

夜だから?

いつもとちがう市川君の雰囲気にドギマ

ギしてしまう。

私の頬を滑る市川君の手に反応して

体が揺れる。

「ふっ、目閉じてや。」

流されるままに目を閉じる。