ここから始まる

「栞ちゃん!」

声がした方を向くとそこには私服姿の

市川君がたっていた。

周りの女の子たちはチラチラと彼のこと

を見ている。

「ごめん、遅れた!」

私は急いで彼の元へ向かった。

その瞬間顔を真っ赤にして口元を押さえ

る市川君。

「え、どうしたの?」