ここから始まる

side奏

ぜってー奪うと宣言したものの実際今の

栞と距離が近いのは市川だ。

まあ、だからって諦めるつもりなんて

ねーけど。

そんなことを考えて歩いていると

前に人影が映る。

そこには今考えていた彼女がいた。

俺たちをみて気まずそうに目をそらす。

俺もさっきのキスシーンを思い出し

思わず目をそらす。

「栞ちゃんも今から帰り?」

俺をおいて会話を始める栞と薫。

最近喋ってねーな。あの可愛い声で

一条君とよんでほしい。ってなんか

俺変態みてーだな。