ここから始まる

奏side

薫が帰ってくることは前から知っていた



俺らの大切な幼馴染。

昔彼女に何も言わずに去られた時、ずっ

とそばに居て励ましてくれたのは薫だっ

た。

それ以来俺の中の優先順位はいつも薫が

一番だったし、彼女にできないことが

あるなら何でもな やるつもりだった。