放ったらかしって。

子供じゃないんだから。

「春香変なの。」

なによー!なんて言いながら怒る春香。

「栞。」

私を呼んだのはあの声。

「こいつ、栞に紹介するよ。

幼馴染の澄田薫。」

そういって一条君が薫ちゃんの背中をお

す。

「あ、はじめまして。澄田薫です。」