ここから始まる

親友なのに何もできなかった。

ただそばにいることしかできなかった。

そんな奏を毎日励ましていたのは

紛れもない薫だった。

毎日毎日奏のところに行って励ましてた

っけな。

でも俺は知ってるんだよ。

その子がいなくなったのは薫のせいなん

だって。