ここから始まる

「栞。」

目の前から掛けられる優しい声。

まるで吸い寄せられるかのように前を

むく。

「それちょーだい?」

そういって指をさされたのは卵焼き。

「いっいいよっ!」

一条君に言われただけで変に上ずる声。

そういってお弁当を渡すと

「食べさせて。」

となんとも色気の溢れる声で爆弾を

落とした。