ここから始まる

さっきまでの市川君ではない。

とてつもなく、低い声で一条君を威嚇

している。

「誰だって聞いてんの。答えろ。」

一条君もいつもからは想像できないくら

いの殺気がでている。

「隣のクラスの市川修哉や。お前栞に

近づかんといてくれるか。」