さよなら、なんて言わないで。






あたしは必死に涙を拭って、深呼吸をした。


そして、立ち上がった。



__彼のことは忘れる。


忘れて、自分磨きでもしよう。


だけど、きっと彼を忘れることはできないだろう。


もしかしたら、またどこかで
ばったり、彼と会うかもしれない。


そんな時、惜しかったことをしたなと、
別れなんかしなきゃよかったと、思われるといいな。


そして、もし、また付き合ってと言われても
その時はキッパリ断ってやるんだ。



.........なんて、考えてあげなくもないかな。



そんなことを思って、私は家路につく。