「質問には答えたぞ!雪斗も答えろ!」
俺が
『この状態ならひとまず安心かな。』
って言ったのはバッチリ聞いてたはずだから。
心に余裕ができてるらしい。
「教えてなかったか?俺はここに勤めてる。最初からこの病院に勤めてたんだけど……」
それがどうかした?
首を傾げて言ってみた。
「気持ちわるっ!」
あんだと?!
「聞いてねーし!」
そーいや言った記憶ないわ
あ、連絡きた。
空ちゃんの病室をさっきの救急隊員が教えてくれた。
「こんなでかい病院に最初から勤めてるとか……信じらんない」
「てめっ…失礼だな!」
ハァァァァァァァ
深く、ふかーくため息をついた。
「まあ、いい。空ちゃんの様子見に行くだろ?」
返事はわかってる。
「行くに決まってんだろ!」
やっぱり……
「ついて来い」