貧血かぁ? って思っていた。 でも、その子の顔を見た瞬間。 血の気が引いた。 空ちゃんだった。 慌てて救急車を呼んだ。 空ちゃんのことは、雪斗の担当の子だから何度も会いに行っていた。 しかも、この学校に通わせるって聞いてた。 聞いたときに、 『空ちゃんのこと頼んだ』 だって。 空ちゃんの病状はよく知ってた。 というか、雪斗がその子の専属になるって聞いたときに病状を知った。 ああ、空ちゃんに会いに行くようになったのはそれからだ。 興味があったんだ。