バタッ 「空!?」 晴の声が聞こえた。 シュートを打とうとしていた俺は 集中を切らして変なとこにボールを投げた。 すぐに女子コートを見て 「何があったんだ!?」 と周りに聞く先生を発見した。 「そんなのは後でいいから保健室に運ばなきゃ!」 晴は訴えていた。 俺は、 「どけっ!」 周りの女子を押しのけて空のもとへ駆け寄った。 晴は泣きそうな声で 「時雨!空を運んで?」 といった。