学校に行かず、時雨たちに会わず。


気がついたら10月中旬になっていた。



「空ちゃーん、学校行かないのー?」


「行かなーい」


「今日は時雨たちいれてもいい?」


「だめ」


「もう!空ちゃん!

それじゃあいつまで経っても何も変わらないよ!!」


「……うん、わかってる」



わかってるよ。


もう覚悟を決めなきゃね……


「雪斗先生」


「ん?なに?」


「私ね……」