病気発覚の約一年後。
それは突然だった。
「蒼、空おはよう」
「「おはよう」」
「今からドライブしにいくぞ!」
「え、急にどうしたの?」
「蒼はいかな~い
空と3人で行っといで」
「たまには家族で出かけたいじゃない?
だから蒼、強制参加よ!」
「いかないから」
蒼は頑なに拒んだ。
そんな蒼も―――――
「お寿司食べてくるけどいいの?
いつも行ってるお寿司屋さんに行くんだけど……
通り道にあるのよね~」
「ぅぐっ」
「そっかそっか〜行かないのか〜
残念だなぁ〜
お持ち帰りはしてこないわよ〜」
「………ドライブいくっ!」
「よろしい♪」
お寿司の前には無力だった―――
