あの日は……
雪斗先生に初めて会った日。
病気が発覚した日…だ。
病気が発覚した日は良かった。
みんな心配してくれた。
ただ。
両親が私にばっかり構うようになった。
お姉ちゃんは勉強を頑張っても昔みたいに褒められなくなった。
当時小学6年生だったお姉ちゃん。
耐えることができなかった。
当たり前か。
今まで当たり前だと思っていた日常が壊れてしまったのだから。
それからは仲良かった姉妹は消えてしまった……
お姉ちゃんに無視されるようになってしまった。
それでも話しかけた。
そこからケンカに発展したこともいっぱいある。