「私の昔話、どうだった?」
どっと疲れちゃった。
とりあえずお茶を飲んだ。
……誰も何も言わない。
うーん……
極力楽に聞けるように、って思って昔話のように話したんだけど……
やっぱり重いかな?
「もう、お昼だね。みんな帰りな。」
「……もうちょっといちゃダメ…?」
晴のウルウル攻撃来た…っ!
私、これに弱いよな〜……
「だめ、今日は。それにほら、雨が降ってる。
………ひどくなる前に帰りな」
今日は、無理だ。
全部、全部、思い出した。
これ以上ここにいられると困る。
早く……裏口に行きたい。
雪斗先生の方をチラッと見ると……
あ、目があった。
あぁっ!逸らされた…!
