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気がついたらそこは病室でした。
もちろん個室です。
家族が私の顔を覗きこんでいました。
両親「目覚めてよかった……!」
姉「心配させんな…ばーか」
先生「痛いところとかありますか?」
みんなが声をかけてくれました。
私は嬉しかった、けど、喜びも束の間。
「お話があります」
そう言う先生から告げられたのは受け入れがたい現実でした。
「天宮空さん。あなたは……
…………心臓病です」
頭を鈍器で殴られたような感覚に陥りました。
先生はこう言いました。
手術すれば治る、と。
でも、私は、手術を拒否しました。
理由は簡単です。
