土曜日になった。
「空!おはよっ!」
「…ぉ……はょ………」
まだ9時なんだけど……
ねむ………
「…ふゎぁぁぁあ。みんな早起きだね〜。そんな急がなくてもいいのに〜」
……あ。着替えてない。
「みんなちょっと出て。着替えるから」
「あ。ごめんね」
ガラガラガラガラ
ふぅ。
ここから出るわけじゃないし……ジャージでいいや。
「入っていいよ」
ガラッ
……勢いよすぎだから。
「ソファーに座ろう。前は椅子でごめんね」
「ソファーまであるの!?……さすが天宮グループ」
ボソッと言ったつもりだろうけど聞こえてる。
三人掛けソファーが3つあり、コの字に並んでいる。
真ん中にはテーブル。
「じゃあ、氷哉くん、おねがいします」
「ちょっと待って!」
雪斗先生と風斗先生が入ってきた。
ごめんなさい。忘れてました。
席順は、私がソファー1つにゆっっったり座ってて、向かい側のソファーに時雨、晴、氷哉くんの三人。もう1つのソファーに先生たち。
