殴られた。



「抵抗すんじゃねーよ」



「そうそう。どうせ敵わないんだから」



「大人しくしてたほうが身のためだよ?」



「もうすぐ開放してやるから」



もう、抵抗する気はなかった。



空も諦めていた。



『もうすぐ開放してやるから』って言葉を信じた。



……



…………



少しして、男たちは



『身代金、用意出来たかぁ〜?』



電話をかけた。



相手の声は聞こえなかったけど、男たちの様子から見て、身代金が用意出来たらしい。



「よし、移動するぞ」



俺らは、何も言わずついていった。






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