「えっ?………ぅ、ぁ///ごめっ!」
……顔を真っ赤にさせて飛び退いた。
俺より赤くない?って思えるくらい赤くて笑った。
「顔真っ赤だよ?空ちゃん」
「ぅ、ぅるさい…///時雨くんだって真っ赤じゃん!」
「なっ///」
しばらくこの攻防は続いた。
この攻防が終わったのは
ガチャ
「時雨くん!……ぁ、」
「ずいぶんと楽しそうだね」
「俺らも混ぜろよ」
誘拐犯たちが入ってきたからだ。
「ぃ……ゃ………」
空が涙目になっていた。
パニックになってるように見えた。
俺は構えた。が、
「おぉっと!なに構えてんの〜?」
両手を掴まれた。
「くっそ……!」
抵抗してみるも、大人の男の力には勝てなかった。
「ガキがっ!」
バコッ
「時雨くん!」
