みんなどんな顔して聞いているんだろう
と思った俺は、顔を上げた。
「っ!!」
晴は泣いていた。
氷哉は唇を噛み締めていた。
雪斗と風斗は……従兄弟だから知ってたんだな、っていう表情。
空は……
「時雨が……柊さんの息子だったんだ…」
なんとも言えない表情をしていた。
聞きたいことはあったけど、空に
「続けて」
と言われたから、話を続ける。
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誘拐されてからみんなしばらく警戒していた。
ボディガードをつけたくらいだし。
でも、小学校四年生になったばっかりの俺は
「自分の身くらい自分で守れる!」
って言って、ボディガードを走って振りきった。
ずっと俺が一人になるのを狙ってんだな。
