「俺は友達だと思ってる。空ちゃんになら踏み込まれても大丈夫、って思えるくらい」



「あたしも!踏み込まれても大丈夫だと思ってる。」



へぇ………



「時雨は?どうなわけ?」



無言をつらぬいてますけど?



「俺は……踏み込まれてもいいよ。空に俺のこと知ってほしいし。」



ふーん……



間が気になるけど



「私は踏み込まれたくないね。誰だろうが。」



「空……」



ああ、晴、泣きそうな顔で見ないでよ。



「雪斗先生。いるんでしょ?入ってきて」



さっきからドアの隙間からチラチラ見て。



隠れてたつもりだろうけどバレバレだよ。



「バレてたか。」



当たり前だからスルー。



「ねぇ。雪斗先生はどう思う?」



なにを?とは聞かないよね。



分かってくれるはず。



「なにを?」