ガラッ



「……」



晴と目があった。



なんで晴が?



「空!?」



晴が叫んだ。



そんな晴の後ろから時雨が顔をのぞかせた。



なんでここにいるんだろう?



ひたすら考えていると



「空ちゃん目覚めたんだ?」



「あ、はい。さっき起きました」



雪斗先生だった。



「いくつか質問するね」



私は頷いた。



「まず、痛いところは?」



首を横に振る。



「うん、じゃあ呼吸はなんともない?」



首を縦に振る。



「うん、身体だるくない?」



首を縦に振る。



「じゃあ大丈夫だね」



「ん、平気」