目が覚めた。 いつもと違う天井に驚いた。 「……ここどこ?」 そんな自分の問に答えてくれる人はいない。 「また……ひとりぼっち」 独りは寂しいよ…… 起き上がって部屋を見渡す。 どうやら一般の病室のよう。 なんでここにいるんだろう。 そう思い記憶を巡らす。 ……そうだ。 私体育で倒れたんだ。 救急車でここまで来たんだろう。 風斗先生が呼んで。 ……先生早く来ないかな。 そう思って起きたままボーッとしていた。