夕暮れさよならアンサー

仁文は何か言いたげに、顔を
しかめた。

「意味、ほとんど変わんねぇだロ…」

とブツブツと呟いている。
これも、何回も交わした会話だ。
俺は仁文にばれないように、
小さく溜息をついた。

なんでこうなってしまったのか…
これは、俺の理解の範疇をゆうに
超えていた。