夕暮れさよならアンサー

「あ?アキヒトじゃねぇか、
何してんダ?」

俺よりも少し背の高いクラスメイト。

「アキトだ」

と俺は、仁文を睨みつけた。
毎回同じ会話をしているのだが、
毎回ムカつく。
どうもコイツだけは好きになれねぇな、
と俺は、眉間にシワを寄せた。

俺はゆっくりと、拳を仁文に見せない
ように立ち上がる。